2019
05
31
弁護士に面談相談する前の準備

前回の更新から大分時間がたってしまいましたが、2回目の更新です。

今回は、弁護士に面談相談する前の準備等についてお話させてもらいます。

大前提として、当事務所では、初回無料のメール相談、電話相談、面談相談を受け付けておりますので、何のご準備もなく、相談していただいて問題ありません。

なので、このページをご覧になっている方で、相談しようかどうしようか悩んでいる方がいらっしゃっても、準備が必要なら相談をやめておこうと思われなくても大丈夫です。

 

相談内容によっては、事前に準備していただいた方が、より多くのアドバイスを差し上げられることもあります。

例えば、

裁判所から書類が届いた、弁護士から書類が届いた等というときには、その書類はご持参いただいた方がいいです。

裁判の手続には多様な種類がありますし、届いた書類が裁判所からかその他の機関かによって対応策も異なってくるので、書類が届いて、その書類についてご相談されたいときには、書類の現物を弁護士にお見せ頂くことをおすすめします。

最近は、裁判所等の公的機関を騙る文書の送付も問題になっていますが、弁護士であれば、本当に裁判所から送付された文書であるかどうか、判別できます。

 

また、特に、離婚のご相談の際には、知り合ってからの時系列、質問事項を書面にまとめた上でご相談に来られる方も多いです。

時系列にまとめていただかなくても、弁護士がアドバイスする上で必要な情報は、相談の際、おうかがいしますが、聞きたいことのもれをなくしたい、緊張して上手く話せないかもしれないという不安がある方であれば、離婚事件に限らず、案件の時系列、質問事項等をまとめておいていただくのもいいかと思います。

 

他には、債務のことでお悩みの方は、債務に関する資料(請求書、カード等)をお持ちいただけると、より正確なアドバイスができることが多いです。

その場で、債務の整理を受任させていただく場合にもスムーズに動きやすいです。

 

準備という点からは少々外れるのですが、ご本人以外の方のご相談の場合、一般論としての回答しか出来ないこともあります。

ご本人がお越しになれない具体的な事情はそれぞれではありますが、お仕事等がお忙しいといった事情であれば、土日祝、夜間の相談をご予約いただき、ご本人に相談にいらしていただければありがたいです。

体調が優れず事務所に行けないという方であれば、出張相談(有料)にも柔軟に対応させていただいております。

悩ましいケースは、ご本人は問題を問題として深刻に捉えておらず、周囲の方がご本人の意向と関係なく相談にいらっしゃる場合です。

この場合は、ご本人とよく話し合って、是非ご本人とお越し下さいとお伝えすることも多いのですが、ご相談を通して、どのように話し合えば、ご本人の気持ちが変わるか一緒に考えさせていただくことは可能です。

 

ご負担にならない範囲で準備いただけると、弁護士にとっても、ご相談者の方にとってもよりよい相談結果になることが多いと感じます。

 

もっとも、ここで逆のことを申し上げるようで恐縮ですが、ご準備いただいた資料について、弁護士が1度目の相談で全て対応できるかについては、ケース・バイ・ケースとなります。

長時間に渡る録音データを1度目のご相談の際に全て聞かせていただく、それなりの量のある資料をその場で全て拝見する等といったことについては、お断りさせていただいたこともあります。

もちろん、その場合でも、重要な点だけ確認させて頂く等の可能な限りの対応はさせていただきます。

 

お困りごとがある方は、お気軽にご相談ください。

 

弁護士 横田 亜季