2019
08
01
意外と身近な借金の問題

皆さんは、借金というと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか。知り合いに頼まれて保証人になり何百万円もの負債を抱えてしまった、あるいは、事業に失敗して何千万円という負債を抱えてしまった、などの状況を思い浮かべる方が多いかも知れません。もちろん、そのような借金の問題を抱えてしまった方も多くいらっしゃいます。その一方で、普通に生活をしていたはずなのに、気がつくと負債が数十万円、数百万円に膨らんでいたという方も多いのです。借金の相談を受けると、初めは、ちょっと生活費が足りなかったのでその分を補うために借りただけだったはずが、そのような借金を繰り返しているうちに負債がどんどん膨らんでしまったという方や、カードで買い物をして支払いをリボ払いにしていると、月の返済額がどんどん増えていってしまったという方が、むしろ多いかも知れません。学生のときに借りていた奨学金の返済をするために借入れをしたが、今度はその返済のために借入れを繰り返してしまい、負債が増えてしまう方もいます。借金の問題は、意外と身近に存在しているのです。

このような借金の問題を抱えている方の中には、周囲の人に相談できずに、一人で悩んでいる方もいます。中には、自ら命を絶つことを考えてしまう方もいらっしゃいます。

確かに、借りたお金は返すというのは当然のことです。しかし、返したくても返せないという状況に陥ってしまったときには、一人で抱え込んでしまう必要はないですし、ましてや、命を絶つことなんて考えないでください。

もし、家族や友人など周囲の人に相談できないときは、弁護士に相談してみてください。借金の問題は、多くの場合、法律に基づいた解決や、相手方との合意によって解決が出来る問題です。もちろん選択することのできない方法がある場合もありますし、選択した手段によってメリット・デメリットがあるので、すべて思い通りに解決することはできないかも知れません。でも、多くの場合は解決できる問題です。

一度相談して見通しを聞くだけでも、気持ちが軽くなったと仰られる方もいらっしゃいます。

当事務所では、初回相談は無料ですので、一人で抱え込まず、一度相談してみてください。

弁護士 福田 光宏