依頼者は、クレジットカードのリボ払いを利用してショッピングを続けていましたが、ある時体調を崩して仕事を辞めざるを得なくなり、収入が途絶えたため、返済ができない期間がありました。そのまま返済をせずに1年ほど放置してしまったところ、債権者から訴訟を提起されてしまいました。依頼者は定職に就いており、一括では難しいものの、月1万円程の分割であれば支払いを続けて行ける状況でした。 そこで、裁判の期日が...
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依頼人は、仮眠時間中も起床して業務に従事していたため、労働から解放されておらず、仮眠時間も労働時間に該当すると主張したが、会社側は、仮眠時間中は十分な休憩が取れており、労働時間には該当しないと争った。 【ポイント】 客観的な証拠は十分ではなかったが、依頼人の同僚への尋問において、仮眠時間中においても突発的な業務を行っていることや、その可能性があるという供述を引き出し、仮眠時間は全て労働時間...
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依頼者は夫であったところ、妻から家事・育児等への不協力を理由に離婚を求められたところ、財産分与において妻から不動産等の共有財産の全てを妻が取得することを請求された事案であった。夫としては、離婚はやむを得ないと考えたが、離婚後の生活を考えると、財産を一方的に相手方(妻)が取得するということには納得できないという相談であった。 相談時には既に離婚調停が数回行われていたが、それに同席し、これまでの...
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依頼人は、養育費の額が不服として支払わなかったところ、相手方から給与の差押えを受けたため、請求異議の訴えを提起するとともに強制執行停止の申立てを行い、強制執行停止が認められている間に、当方及び相手方双方が申し立てた養育費の減額及び増額調停において、適切な養育費の額が決められるとともに、相手方が給与差押を取下げた。 【ポイント】 給与の差押えは生活に大きな影響を及ぼすため、依頼人の第一の希望...
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3か月の試用期間を満了せずに中途で解雇された方から依頼を受けた事例。 労働審判を申し立て、未だ会社の従業員の地位であることを主張して争った。 【結果】 労働審判では解決せず、訴訟に移行したが、尋問の結果、こちらの主張が認められ、復職はしなかったが、賃金相当額以上の700万円という解決金を得ることができた。...
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依頼者が、路外から道路に進入し道路中央付近まで依頼者車両を進行させたものの、前方から丁字路交差点に進入し右折しようとしている相手方車両を確認したため、依頼者車両を停止させていたところに、相手方が上記交差点を右折しようとして相手方車両をそのまま進入させ、依頼者車両に相手方車両を衝突させた事案において、相手方は、相手方と依頼者の過失割合が1:9である旨主張したのに対し、当方は、ドライブレコーダー映像を...
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依頼者が取得した不動産に所有権移転仮登記が付されていたため、その抹消を求めようしたが、その仮登記の権利者が所在不明となっていた。 【結果】 仮登記の権利者を被告として、その仮登記の抹消を求める裁判を提起したが、被告が所在不明となっていたため、現地不動産の現況確認調査や近隣への聞き取り調査を行ったうえ、公示送達申立てを行ったところ、裁判所に認められ、所有権移転仮登記の抹消も認められた。...
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依頼者は、既婚者で、夫の収入の他に自身の給与収入が月10万円ほどである方でしたが、月の返済額が5万円を超えており、夫の収入を合わせても返済を継続するのが厳しい状況でした。また、家族には負債のことは秘密にしていたため、自己破産等の手続きも難しい状況でした。 そこで、債権者と交渉し、本人が返済の継続を強く望んでいることや、本人の経済状況などを粘り強く説明したところ、3社それぞれから、80回を超える長...
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依頼者は妻であったが、夫の浮気をきっかけに離婚をしたいと考え、2歳の子供を連れて別居をした。しかし、別居前に夫から、親権者は譲らないと言われていた。夫に親権を譲る態度が見られなかったため、離婚調停の申立をしたが、調停でも親権が争点となった。しかし、調停の中で、依頼者が親権者に相応しいと主張を続けたうえ、弁護士立ち会いで面会交流を実施するなどした結果、夫が親権をあきらめ、離婚に至ったまた、養育費はも...
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公務員である夫は、10年後に迎えるであろう定年時に退職金を受け取ることが予想されていたところ、現時点で退職すると公務員の在職期間20年に相当する退職金として900万円程度の退職金が支払われることが明らかになっていました。 そこで、離婚する際に、この900万円のうち婚姻期間17年分に相当する部分について800万円に関して財産分与の対象であると主張した結果、400万円の財産分与が認められました。 ...
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