2023
12
25
今年もクリスマスの時期がやって来ました。 サンタクロースは、フィンランドのラップランド東部にあるコルヴァトゥントゥリという所から、空飛ぶトナカイのソリに乗って、世界中の子どもにプレゼントを運んで来てくれますが、日本にやって来る時には様々な法規制をクリアする必要があるようです。 まず、日本に入国する際には、出入国管理及び難民認定法(入管法)第6条第2項により、入国審査官に対し上陸の申請をして…続きを読む
2023
11
08
最近、2024年4月から相続登記が義務化されるというニュースを目にしたことがある、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。 でも、「相続登記の義務化」って、いったいどういうことなのでしょう。 ある方がお亡くなりになり、その方が不動産を所有していた場合、その権利は相続人に引き継がれます。土地や建物の名義を、お亡くなりになった方(被相続人、例えば親)から遺産を相続した方(相続人、例えば…続きを読む
2023
08
25
「●●被告。●●罪で起訴。」 テレビやネットでこのようなニュースを見かけたことがあるかと思います。 しかし、この場合の「●●被告」という使い方は、正確ではありません。   刑事裁判では、検察官に起訴された人のことを「被告人」といいます。 他方、民事裁判では、裁判を起こした人を「原告」、裁判を起こされた人を「被告」といいます。 それにもかかわらず、テレビやネットニュースでは…続きを読む
2023
04
05
今年も春がすぐそこまでやってきました。 最近は、WBC優勝などの明るいニュースもありましたが、法律に関連したものでは、袴田事件再審開始決定に対する検察官の即時抗告棄却決定が話題となりました。 さて、今回は、裁判所の判断に不服があった場合のお話です。 控訴、上告、これらの言葉にどこか聞き覚えがあるという方も多いと思います。 これらはいずれも裁判所の判決について、確定前に、もう…続きを読む
2022
09
12
今年7月20日に安倍晋三元内閣総理大臣が奈良市で参院選の街頭演説中に銃撃されて死亡した事件以降、犯人の供述をきっかけに、世界平和統一家庭連合(以下、旧統一教会と一貫して表記します。)と政治家との関係が問題視され、連日、ニュースやワイドショーなどで報道されています。 旧統一教会については1980年代から取り沙汰されており、いわゆる霊感商法や勧誘行為などが社会問題となっていました。 全国各…続きを読む
2022
08
04
当事務所は、大通公園に面しており、外出するたびに大通公園にある五輪のモニュメントを目にします。そのモニュメントを見ながら、東京オリンピックは盛り上がったな、などと思いをはせていると、もう1年前のことであることや2年後には次のパリ大会が控えていることに驚きます。さらに、パリ大会ではeスポーツが公開競技になっていることについても、隔世の感があります。 このeスポーツですが、皆さんは、どんなイメー…続きを読む
2022
07
01
 財産分与~離婚時に知っておきたいポイント   夫婦の間で、財産をどのように分けるかを巡って対立し、離婚の話し合いが進まないことがあります。特に、熟年離婚と呼ばれる場合では夫婦に相当程度の資産があり、また離婚後は若い時のように働くこともできないでしょうから、別れる際に双方が少しでも多くの財産を確保しておきたいと考えることは当然の成り行きです。財産分与の事前協議が成立しなければ、その後は家庭裁…続きを読む
2022
04
27
近年、無料求人広告のトラブルに関する相談を受ける機会が増えています。求人広告サイトの運営会社を名乗る業者から、電話やFAXなどで、(〇〇日間)無料で求人広告を掲載できるといった謳い文句で勧誘を受け、無料の期間だけのつもりで申し込んだところ、一定期間経過後に高額な料金を請求された、という相談です。 通常、申し込む側は、無料であることを前提に申込みをします。ところが、申込書には、小さい字や分かり…続きを読む
2022
03
29
厳冬は去り、暖気に包まれた札幌。 水の匂い漂う春山に挑むと、雪面にヒグマの足跡を見かけることがあります。 私にとって印象深いのは、3月の知床岳。 朝焼けの海岸線を背に、知床の原生林を行き、標高を詰めていくのですが、道中、半ば呆れてしまうほどヒグマの痕跡を見かけます。 彼らは、人の世にさしたる関心を示さず、泰然と山野を往来しているため、自分たちが人間の定めた法律の下に管理され…続きを読む
2022
02
22
近ごろ増えてきていると実感するご相談の一つが、面会交流に関するものです。 面会交流とは、夫婦の離婚後または別居中に子どもと離れて暮らしている父母の一方(非監護親)が子どもと定期的.継続的に、直接会うほか.電話や手紙などの方法で交流することをいいます。 基本的には、子どもの父母が話し合って決めることになりますが、話し合いができない場合や話し合いがまとまらない場合には、家庭裁判所に面会交流の調停や…続きを読む
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